経済のことを少しでも分かりやすく、20代、30代に伝える人になるというのが私の目標ということもあり、気になる経済ニュースや記事からキーワードをチョイスして取り上げてみようと思います。
今回は、「マックジョブ」です。ご存知ですか?
マックジョブ(英語:McJob)とは、低地位・低賃金・単調・重労働(長時間労働、過剰な疲労を伴う労働)の職種を賎しめて言う語。代表例として、ファーストフード店のように、独創性が無く、機械的な動作を繰り返すだけの職種を指す。「マック」はハンバーガーショップのマクドナルドに因む。
個人的な感覚ですが、ここ数年でさらに経済格差が大きくなっているように感じます。
最近学んだワードとして、この「マックジョブ」があります。
ハンバーガーショップに限らず、コンビニ、ファーストフード、スーパーのレジなど、単純作業の労働というのは、総じて低賃金です。
最近では、単純作業に加えて、弁護士や会計士といった専門職と言われている職ですらマックジョブ化してくるといわれています。
世界全体ではこの先、中流という階級が消滅すると言われています。米ドルにして年収3万5000ドル以上、日本円にして世帯年収400万円弱以上の家庭を仮に中流だと考えれば、多くの日本人がその水準にとどまることができなくなる。一方で世帯年収180万円程度の新下流層と呼ばれる人々が世界中で増加する可能性があります。
現在の日本人の会社員の平均年収は420万円ぐらいと言われています。
年齢や業種業界によって当然差はありますが、そのあたりはこちらを参考に。
平均年収ランキング 最新版(年齢別の平均年収) |転職ならdoda(デューダ)
それが、専門職と言われる職も“マックジョブ”化してくれば、この記事にあるように、世帯年収180万程度の人が増加する可能性があるということ。
私が普段所属している税理士・会計士業界でも、二極化は実際に起こっていると感じます。
税理士や公認会計士という資格を持ち、実務経験を積んでいたとしても、申告や監査ができるだけでは重宝されません。作業がこなせるだけでなく、お客さんごとにオーダーメイドなコンサルティングができたり、プロジェクトごとに臨む結果を出すためのマネジメントができる人とできない人では、市場価値が大きく異なります。いわゆる“経営者感覚を持ち合わせているかどうか”と言い換えられます。
そんな視点で自分自身を磨いていくことが、これからの時代、より求められていくのかなと思います。
参考
優秀な大学生がマックジョブで消耗してるとか、マジ社会の損失。 : まだ東京で消耗してるの?
8割の人々が就く『マックジョブ』と、時代が求める働き方 - NAVER まとめ
--今日も素敵な1日に感謝です。