最近、個人事業主の方や会社経営者の方と話をしていて感じることがあります。
専門家でない限り、お金の管理のこと、会計帳簿の付け方や管理方法、財務諸表などの指標から課題点等をどう見出し、何をすれば収益アップもしくは財産構築ができるのかを的確にアドバイスしてくれる専門家からのアドバイスを求めているということ。
そして、それを的確に導ける専門家が稀だということ。
誰に相談するか?って結構大事なはずなのに、多くの方が相談相手を間違えています。
例えば・・・
銀行・・・融資したい、金融商品を売りたい
ハウスメーカー・・・家やアパートを建てて欲しい
不動産屋(宅建業者)・・・不動産(土地、建物)を売りたい、買いたい、貸したい
保険外交員・・・保険商品を売りたい
税理士・・・申告業務、顧問業務を受注したい。(中には納税者の立場に立って問題解決、提案できる税理士もいらっしゃいます)
あくまでも一般的な見方であり、例外もありますが、多くのケースではこのように何かしらの商品を売りたい(もしくは手続きを受注したい)立場の方が多いです。
それも悪いことでは無いですし、自分の望むことに一致しているのであれば良いと思います。
具体的な方針が決まっていない状態で、どうしたらいいのか相談したいのであれば、上記のような“手続き屋さん”ではなく、“コンサル屋さん”(相手の立場になってオーダーメイドで解決の道筋を設計してくれる人)に相談する必要があります。
冷静に考えれば当然なのですが、多くの方が“手続き屋さん”に相談してしまっているのが現状です。
決して簡単ではないですが、私は後者のコンサルティングができるFP(ファイナンシャルプランナー)を目指しています。そういう意味では、“P”はPlanner(プランナー)ではなく、Producer(プロデューサー)の方がしっくりきます。
長くなってしまいましたが、そんな相談相手選びのお話でした。
---今日も素敵な1日に感謝です。