子どもは親の鏡
先日、友人の起業家社長と雑談の中で出てきた話題がとても印象的でしたので、ご紹介します。
とある小学生のスポーツクラブの練習の合間に、子どもたちにこんな質問をしてみたそうです。
“みんなのお父さんのお給料って、誰からもらっているか知ってる?”
すると、子どもたちから様々な答えが返ってきたそうです。
“会社!”とか“会社の社長!”という声が一番多かったそうです。
中には、
“(銀行の)ATM!”
という声も。(^^;;
数十人いた小学生たちの中で、一人だけが答えたそうです。
“お客さん”
「お金は天下の回り者」とよく言われるように、あらゆる場所を巡り巡っています。
ビジネスにおいて、事業者に対してお金を支払うのは消費者や利用者(=顧客)です。
顧客から受け取ったお金が「売上」となり、その会社や店舗内で必要に応じて分配されていきます。
会社の社長が従業員の給与額を決定し、毎月給料日に給与として各従業員に支払ったとしても、社長はただ分配しているだけに過ぎません。
そんな、一見当たり前のようなことでも、多くの親は子どもたちに教えていないということが、このエピソードから垣間見えました。
高額な費用を払って学習塾や習い事に行かせるよりも、もっと簡単で、もっと大切な「お金の流れ」や「商売って何?」ということを、親が子どもに教えることが当たり前の社会になったら、日本経済はもっと成長するような気がします。
--日々小さなことにも感謝です。