職業柄、蛍光灯を買いに家電量販店に行くことが多いです。そんな中、キッチンに使う蛍光灯の交換を検討することになりました。
そこでふと出てきた疑問。
“キッチンには何色の蛍光灯がいいのか?”
そんな疑問を解決すべく、色々調べてみました。
蛍光灯の種類
蛍光灯には色に応じて大きく5つの種類があります。
- 昼光色
- 昼白色
- 白色
- 温白色
- 電球色
この中でも、1.昼光色、2.昼白色、5.電球色の3種類の蛍光灯が多くの電気店にて販売されています。
色温度
この色の違いは何か?
色には「色温度」という尺度があるそうです。
色温度は、表現しようとする光の色をある温度(高熱)の黒体から放射される光の色と対応させ、その時の黒体の温度をもって色温度とするものである。
(中略)
一般的な感覚とは逆に、寒色系の色ほど色温度が高く、暖色系の色ほど色温度が低い。これは、日常的に目にする赤い炎は、炎としては最も温度が低いものだからである。
-ウェキペディアより引用-
すなわち、真っ白い紙を照らしたときにどんな色で見えるのかというものがこの「色温度」です。
単位はK(ケルビン)で、273K(ケルビン)=0℃とのこと。
キッチンは作業スペース
そこで最初のテーマに戻り、キッチンにはどの蛍光灯がいいのかというお話。
先ほどの「色温度」でみると、
昼光色(約6,500K) > 昼白色(約5,000K) >電球色(約3,000K)
という順番となり、昼光色が一番色温度が高い=青や白く見えるということになります。
昼光色・・・オフィスや教室などに使われる青白い色。爽やかな色。
昼白色・・・少し黄色がかった白。昼間の太陽の光に近い自然な光。
電球色・・・温かみのある落ち着いた色。オレンジ色に近い。カフェやレストランによくみられる。
キッチン(調理場)の特徴を挙げてみると。
- 包丁を使って食材を切ったり火を使ったりと、細かい作業を行う→細かいところまで見えるように蛍光灯の明るさや配置を工夫する必要がある
- 食材の色や状態を確認する必要がある→正確に色を判別するための明るさが必要
このような理由から、昼光色や昼白色の蛍光灯が多く選ばれている傾向にある様です。
個人的に色々な不動産物件を見ての印象としては、
シンク上:昼光色(紐付き蛍光灯)
キッチン全体:昼白色
というパターンが多い気がします。
また、最近ではデザイン性の面から、極限まで昼光色や昼白色を減らし、温かみのある電球色で統一している店舗やオフィス、住居も増えてきている様です。
※2016年8月28日追記--「昼白色が一番色温度が高い=青や白く見えるということになります。」となっていたのを、「昼光色が一番色温度が高い=青や白く見えるということになります。」に訂正いたしました。表記ミスでした。申し訳ございませんでした。
参考にしたサイト
- 蛍光灯の色の種類と名称【デザイン照明通販 アルパーク】
- 昼白色と電球色の使い分けについて - インテリアコーディネート - 専門家プロファイル
- あかりの色の選び方
- キッチンの照明を選ぼう [インテリア照明] All About