空き家の実態
不動産賃貸の業務に関わるようになって分かったことがあります。
空き家というのは何もボロボロの古い家だけではないと言うことです。
- 築20年程度でまだまだ十分住めるけど、所有者だったおじいさんやおばあさんが他界され、息子さんや娘さんは結婚などで別に家を所有しているようなケース。
- 30代、40代のご夫婦が所有されている築浅できれいな戸建て住宅が、遠方への転勤で長期不在になるようなケース。
- 離婚や死別などで、当初住んでいた家族が離れ、残った方も一人では広すぎるために家を手放すようなケース。
などなど、“こんなにきれいな物件が・・・”という空き家物件が、都内にもたくさん見受けられます。
ちょっとデータを調べるだけでも、平成20年の時点の首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)だけで180万件を超えているという記事もあります。
東京圏で「空き家」が増加、45年間で15倍に--"空き家率"は千葉県が最高 | マイナビニュース
それを踏まえて・・・
そんな中で私が直接ご相談をいただくオーナーさんは、幸いにも「夢や目標の実現に向かって頑張っている若い世代に使って欲しい」という想いを持った方がほとんどです。
住宅(建物や土地)という不動産は、使い方次第で貸借対照表の「資産」にも「負債」にもなります。
誰からも日の目を浴びないような不動産を、将来活躍するであろう夢追い人に使ってもらう環境を提供することで蘇り、資産価値がアップし、また日の目を浴びさせられます。
そんな理由で、“空き家予備軍”の再生屋になりたいな・・・と、近所の空き家の数々を見るたびに思います。