先日所用にて、東京・白金台にある昭和初期の建築「白金甚夢迎賓館」に初めて足を運びました。
外観
渡辺甚吉という昭和から大正時代に活躍した実業家の私邸として立てられたこの建築は、現在は結婚式の披露宴やパーティー会場として運営されています。
内部
パーティー会場となる室内の一部
写真では表せないような建築的な魅力が多々ある建物でした。戸建の建築といっても、ぼろぼろになって空き家に古民家もあれば、古くともこのように細部までこだわりを持って造られ、用途を変えても長く人々に親しまれている建物もあり、千差万別です。
自分の見る目を養う機会として、とても良い機会になりました。
また、この建物のオーナーであった渡辺甚吉氏という方がどういう方だったのか気になり少し調べてみました。
渡辺甚吉 わたなべ-じんきち
1856-1925 明治-大正時代の実業家。
安政3年11月15日生まれ。家は美濃(みの)岐阜町の絹織物業者。大蔵省の銀行学講習所でまなび,明治10年第十六国立銀行を創立,45年間頭取をつとめた。岐阜商業会議所の初代会頭。23年貴族院議員,35年衆議院議員。大正14年11月10日死去。70歳。
>kotobank.jpより引用
銀行を創業し、経営していた上に政治家としても活躍していたようです。その経歴から、彼がどんな想いやビジョンを持って生きていたのかとても興味を持ちました。
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