個人的にとても興味深い記事を目にしました。
ビジネス特集:ニュータイプがついに現れた!──スポットライト代表取締役 柴田 陽(28歳) « GQ JAPAN
"起業”について鋭い視点で書かれているなと感じました。
アメリカの学生の起業意識は高く、在学中に起業してしまい大学を中退するのも珍しくないし、それを支える金融制度も日本とは違って格段に充実している。保証人もいらないし、まして親のハンコを持ってこい、などと言う馬鹿な金融機関はないのだ。
日本で起業した身にとっては、日本とアメリカの起業に対する制度や扱い方の違いに驚かされます。
つまり起業家というものは事業の種を見つけて起業する。そしてある程度大きくなってくると、企業成長を専門にやる経営者にバトンタッチしてしまう。さらに大きくなると大企業専門の経営者にバトンを譲っていくというやり方がアメリカでは徹底している。
マイクロソフトのようにみずから立ち上がってあれだけの大企業になる例もないわけではないが、むしろ少数派で、しかもビル・ゲイツもポール・アレンも生きているうちにさっさと経営を譲ってしまう。
なるほど・・・。確かに、上場しているような大手企業の創業社長(楽天の三木谷氏など)でも、中小企業の創業社長でも、事業がある程度成長したら事業を売却させる(もしくは別の経営者に実務を任せる)という事をしている方はあまり目にしないですね。
事業を生み出し、一定規模まで育てることに社会的な意義と自身の強みを見出している柴田氏の視点、同世代の人間としてもとても面白いなと感じました。