野田総理が「税と社会保障と一体改革」というのを唱えています。
消費税を上げ、社会保障費に回すなど、色々報道されています。
私個人としては、現行の法人税が高すぎるところに問題が
あるように思います。
GDPを左右する企業の利益に対して、約40%もの税率で徴収
されるため、企業はこぞって節税対策をし、黒字決算であったとしても、
なるべく純利益を計上しないような対策をします。
ここ数年で、アジアの途上国が高い経済成長率をあげ、
どんどん成長しています。
下の図は、財務省が出している各国の法人税の実効税率を
比較したものです。
法人所得課税の実効税率の国際比較(2011年7月現在 財務省Webより引用)
社会に対して付加価値を提供し、経済的な利益をあげてこその企業ですが、
これでは、国が国内企業の経済力や競争力を抑える形になり、
優良企業の国外流出を真似ているような気がします。
人も会社も、ある程度の競争環境があってこそ成長するものだと
思います。近隣のアジア各国を始めとするグローバルな環境に
打ち勝っていくためには、中小零細企業が活発に経済活動を行い、
利益を出せる競争環境を創る必要があると私は思います。
最近の税制に関するニュースを見ていて感じた
法人税について取り上げてみました。