会社を経営したり、ビジネスを創って新しい価値を生み出し、
誰かを喜ばせたり、幸せになってもらう仕組みを創る仕事。
それが起業家なのかもな・・・。
ふとそう思いました。
私の祖父母は、父方も母方も昔からの農家です。
おかげで私も幼少時代の遊ぶ場所の半分は田んぼ
だった気がします。
物心ついたときから、父に連れられ、祖父母と
一緒に農作業(特に稲作作業)を手伝わされていました。
田んぼの環境を作って、苗床を作って田植えをして、
水と肥料の管理をして、育ったら稲刈り・・・。
手間暇と労力の割に、お米を作って得られる利益は
大した物ではないです。
それでも、祖父母の作ったお米を毎年楽しみにしている
人達や、一緒に農作業を手伝ってくれる人達が沢山いました。
そんな農業の仕組みを、戦後間もない時代にゼロから
築いた祖父母を、今更ながら尊敬します。
会社経営者になってみて、農業に似ている部分を沢山
発見します。
単発的な成果や利益は何とか得られても、長期的に見て、
愛を持って育てないと、人も組織も育たないのかも・・・。
そんな事を、日々の出来事から身を持って感じます。
今、ホライズンエージェントが抱えるいくつかの経営課題。
どう解決しようかと考えいた時、胃ガンと闘っている祖父の
容態が良くないという連絡が入りました。
このタイミングでそんなことまで・・・。
と思いましたが、
“長期的に育てて喜んでもらえるスタイルでいけ”
と祖父に言われているような気がしました。
勝手な思いこみですが、目の前の課題を一つ一つクリアし、
仲間と共に成長し、何かしらの価値を社会に還元できる
チームにしていこうと、改めて心に刻みました。