久々に不動産投資関連についての学びです。
不動産投資の本質に近い内容の記事で、興味深いものがあったのでメモ。
著者は30年以上にわたり不動産を中心にした執筆活動を行っている中川寛子さん。不動産投資に関する著書も何冊も出されています。
内容としては、不動産投資は誰でも成功できるものではなく、うまく収益をあげている人には大きく分けて3つの共通点があるということをおっしゃっています。
- 本人の年収や保有資産が潤沢であること。
- 専門知識と情報収集力の高さ
- 物件を購入したら、3~4年を目途に売却し、利益を確保していること。(出口戦略が明確)
1.本人の年収や保有資産が潤沢
1つ目の年収や保有資産が潤沢であることは、投資原資として金融機関から投資用の融資を得るための与信審査をクリアするために必要となる条件について。初期投資が必要な不動産投資においては、自己の資金力が必要不可欠になってきます。まずは“本業で稼ぐ”ことがファーストステップですね。
2.専門知識と情報収集力の高さ
2つ目の専門知識と情報収集力の高さについては、
そもそも、選ばれる賃貸住宅を建てるには不動産経営のノウハウが不可欠だ。
すべてはこの1文に集約されているように思います。
不動産の知識、法務、税務、市場を見極める視点、集客力などなど、専門家になる必要はないけど、専門家と対等に話ができるくらいの力は必要であるということでしょう。
3.物件を購入したら、3~4年を目途に売却し、利益を確保していること。
3つ目の出口戦略について、これも重要なんだなと最近改めて学んでいます。20年、30年と保有することも、それはそれで戦略として十分あり得ることだし、素晴らしいことだと思いますが、その立地条件、建物状況、入居状況、その他諸条件を踏まえて考えた時に、「売れる時に売って利益を得る」ことは、次の投資に繋げるステップとして必要なんだろうと思います。
こういった不動産投資の話には、決まって不動産評価の視点がつきもので、不動産鑑定士試験で勉強中の鑑定評価にも直結します。それ故に試験勉強と合わせてこういう関連記事を読むことが自分の理解力アップにもつながるような気がします。
不動産って、本当に奥が深くて面白いです。
--今日もすべてのことに感謝です。